現場で角度を急遽出したいときに
現役監理技術者(1級土木施工管理技士)が急遽現場で角度を求めたいときの方法を紹介します。
この方法はiphoneまたは関数電卓を持っていることを前提とします。
CADなどで出し忘れた現場の角度などいち早く計算で出すテクニックになります。
こんな感じの現場があるとします
今現在は30° 60°が分かっていますがこの角度が分からないとします。
そして今あなたは現場で30°もしくは60°の角度を出してそれぞれの地点を
出してあげたい測量を行いたい状況です。
あなたはAにいます。
これから√3水平に移動し1垂直にあがった位置Bを目指します。
画像では分かっていますが角度を出さないと正確なBの位置は測量できません。
そこで登場するのがiPhoneまたは関数電卓になります。
計算方法
それでは計算方法になります。
使用するのはアークタンジェントです。
なんとなく学生のときに聞き覚えありませんか?
tan-1やarcran などで表記されます。
iPhoneでの計算方法
それではiPhoneを使って角度を実際に出してみましょう。
計算方法の覚え方は目的地Bからスタートして直角ルートを必ず通ってAに戻ってきます。
つまり・・・1を割り込んで通って√3経由でAに戻ってくると覚えて、
1÷√3と覚えてください。
1÷1.7320508=0.577350271712585となります。
そしてその状態で・・・
青丸2ndを押すと同じく青丸箇所がtan-1になります。
そこでtan-1をおすと、30.00000010841618
つまり30°と答えが出ます。ちなみに端数はもう誤差です。気にしないでください。
androidでの計算方法
androidはもっと簡単でした。
tan-1表記がされるので()を駆使して簡単に計算することが出来ます。
tan-1はINVボタンで切り替えることが出来ます。
関数電卓での計算方法
関数電卓氏の場合左上SHIFTを押すとtan⇔tan-1切り替えが出来ます。
関数電卓の場合青〇部を押すと〇〇度○○分○○秒に表記変換できます。
機械測量をしている際に使えますね!!
おすすめ電卓↓
計算はお使いの端末に合わせてそれぞれ使えるようにしておくと良いと思います。
練習でB地点にいるつもりでA地点までの60°も出してみてください。
Aから直角ルートを通ってBに戻るんですよね!
だから√3÷1を計算して答えが出たら・・・tan-1をポチり!!でかんたんに出ますね!!
最後に・・・機械を用いた場合
トランシットなどの光波測定器等がある場合正確に出すことが出来ます。
今回の計算方法は必ず直角三角形でないと成立しませんのご注意を。
機械で角度が振りたい!でも計算してきていない〜
なんてときに現場でサクッと出せたらかっこいいですよね!!
それでは皆さん頑張って反復練習して自分のテクニックにしてみてください。
(講習のときなど聞きながら関数電卓で練習するのもアリですよ笑)
それでは!!また!!
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